テルメ小川~古代ローマ公衆浴場をイメージした広いスパ
温泉施設で圧倒的に多いのはやはり「和風」だ。
竹(やフェイクの竹垣)をあしらい、檜風呂など木をふんだんに用い、旅館や料亭などの和式建築を思わせる内装や入り口まわりなど。
そんな中でここはちょっと新鮮。
古代ローマの温泉施設をイメージした建物になっている。ちなみに「テルメ」とは古代ローマ時代の公衆浴場。今でもその遺跡がヨーロッパ各地に残っているそう。
阿部寛主演で映画にもなった「テルマエ・ロマエ」を思い出すという人も多いだろう。
ちなみに最寄駅は西武拝島線東大和市駅だが、徒歩20分かかる。
JR武蔵野線新小平駅からバスも出ているが、本数がそれほど多くはないので(特に土日祝)、電車で行く場合には事前に確認してから行ったほうがいいだろう。
青梅街道沿いにあり、バス停からはすぐ。
外から見るとかなり大きな建物。
入口こんな感じ。
入ると広いラウンジ。
高い天井のおかげでさらに広く感じる。
奥はボディケアを受けられるヒーリングリゾートサロン「マカナ」(なぜここはハワイ風?)
マッサージは20分1900円とお手頃料金で、オリエンタルボディ、タイ古式なども。
さっそく浴室へ。
ここはのれんがかかっていた。古代ローマコンセプトでも、温泉入り口はやはりのれん必須なのか。
入っていくと途中の通路から中庭が見えた。実はあとで気づいたのだがそれが露天風呂。
テルマ小川には「古代ローマ風」「和風」2タイプの露天風呂があり、日替わりで男女交代になっている。この時は女性は和風浴場だった。
広い!
和風露天風呂は、伊豆の大きな岩を使ったという本格的な岩風呂。
周りはフェイクの竹垣で囲われている。
熱めの温度設定の湯船の他に、源泉掛け流しで水温が体温よりわずかに高いだけの極端にぬるい「不感温度」の湯船もある。
これが不思議な感覚。
熱くもなく冷たくもないと、なんだか湯の中に入っているという感じすら薄まり、一種の浮遊感。不感温度のお湯に長時間浸かることで、副交感神経を優位にしてリラックスさせる効果があるんだとか。
内湯にも大きな湯船。
さらにジェットバスや、底が曲線になり身体の収まりがとてもいい寝湯や、石造りの椅子になっていて背中にも湯が流れ続ける足湯などいろいろ。
サウナの種類も広い。
中に入るとサウナの正しい入り方が書かれた掲示物があった。ここはこうした掲示物が多く温泉・入浴方法に関する知識をつけられる。
別料金だったので今回は入らなかったが、庭の一角には日本古来の「窯風呂」。
日本古来の温浴「窯風呂」を現代に蘇らせたもの。砂に含ませた水分をゆっくりと蒸発させ、その蒸気を利用して身体を芯からじわじわと温めます。専用の浴衣を着て、マットを敷いてから横になります。
全体的にはとても気に入ったのだが、ひとつだけちょっと意外だったのは、仮眠ができるお休み処的なスペースがないこと。
出口近くに、おそらく待ち合わせスペースだろうソファはあったが、ゴロゴロ横になって仮眠とるような場所はない。
なので温泉の後さらに滞在ということだと軽食コーナーになる。
軽食コーナーといっても、実は非常に広く見た目的には立派なレストラン。ビアレストランなのかな?と思いきや、公式サイトを見ると枝豆に鯖味噌煮おろし、竜田揚げ、そしてカレーにラーメンと庶民的なメニューが並ぶ。
「樽生達人の店」認証も受けていて、ビールは「ザ・プレミアム・モルツ<香るプレミアム>」「マスターズドリーム」などプレミアビールもいろいろ。ハイボール種類も多い。
午前中だったのでお客さんもいなかったが、風呂上がりに美味しいビール・ハイボールが飲めるのはうれしい。次は夕方以降に訪れたい。















































