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六龍鉱泉~昭和初期創業の歴史ある銭湯、"熱い"という噂は本当だった・・・

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上野公園に隣接した住宅街の中にあり、最寄駅は根津駅。
「鴎外温泉」がある水月ホテル鴎外荘のすぐ隣のブロックにある。

実はここ、ネットでその名を検索してみるとわかるのだが、特徴はこれ。

「とにかく"熱い"!」

江戸っ子は熱い風呂を好むというが、実際のところどれだけ熱いのか・・・

●六龍鉱泉(銭湯)

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場所はすぐわかる。
水月ホテル鴎外荘からさらに上野公園沿いの道を北上すると電柱に案内がでてくる。

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細い路地を入るとすぐにある。

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唐破風の立派な玄関。
創業は昭和初めの1931年と長い歴史を持つ。

屋号の「六龍」の謂れは、先々代が水の中から「六匹の龍」が踊り出した夢を見たことによるとされています。

●台東区浴場組合「六龍鉱泉」

以前は銭湯ならではの番台だったそうだが、今はフロント式になっていて、その左右ののれんをくぐると女湯と男湯がある。

中はリニューアルされており、更衣室も浴室も非常に新しくきれい。

男女浴室の間の敷居は2メートル少々と低めえ、天井は高く、窓が大きいので日中に訪れると外の光がたっぷり差し込んでとっても明るい広々した印象。

そして湯船を見てびっくり。

黒っ!!!

入浴して座ると、太ももから膝にかけてがかなり濃い目の茶色に変わる。斜め下に足を延ばすと膝から下は見えなくなるほどだ。

そして肝心の湯の温度だが・・・はっきり言って想像以上。

熱い湯船と普通の湯船の2つがあり、もちろん普通の湯船に入ったのだが、それでもかなりの温度だった。隣の46度の湯船は、試しに手だけ突っ込んでみたが、あまりの熱さに10秒も耐えられず引きあげてしまった。とてもとても、体を沈めるなんてことできっこない。

というか、普通の温度の湯船もそれほど長くはいられない。
地元の常連さんらしい年配の方々が涼しい顔をして入っているのが不思議で仕方ないほど。やはり慣れなのか。それとも下町江戸っ子ならなのだろうか。

「昨日はすごく熱かったのよ」
「このくらいがちょうどいいわね、浸かるには」

そんな会話も耳に入ってくる。
マジか・・・これでちょうどいいのかよ!!!

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地元の人たちに愛されている昭和初期創業の銭湯、根津散策のついでなどで立ち寄ってみる価値はあるだろう。

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ちなみに上野公園沿いの道には、こんなレトロで装飾も凝った洋館がある。三越本店などと並び「東京都選定歴史的建造物」に指定されている「上田邸(旧忍旅館)」だ。

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六龍鉱泉より2年早い1929年の建築で、実は木造。外部のモルタルに目地を切って石壁風に見せているのだという。
ちょっと足を止めて、2階・3階の柱なども眺めてみよう。

●六龍鉱泉(銭湯)

こんな温泉に行きたい!